日本全国の中学校や高校などでは、文化祭や学園祭などのイベントの際にクラスTシャツを使用しています。メンバー全員がクラスTシャツを着用すれば他のクラスとの違いを示すことができます。このTシャツは外部の人間が見たときに各クラスの違いを理解するのに役立つだけでなく、メンバーの帰属意識や一体感を強くする役割も果たしています。デザインはメンバー同士がアイデアを出し合って決めるのが通常なので、特別なTシャツを着用すれば文化祭など目標に対するモチベーションも高まります。

最近ではSNSやブロクなどに投稿する写真の見栄えをよくするために、オリジナルなTシャツを使うケースも増えています。Tシャツの起源については定かではありませんが、第一次世界大戦の頃には既に使われていました。第二次世界大戦ではアメリカ軍が下着として正式に採用し、戦争が終わると復員した学生たちが普段でも使うようになります。アメリカの大学ではスポーツ用に数字が印刷されたものが貸し出されていました。

一般学生たちの間でも人気が出て校章や学校名などを印刷したTシャツが大学の生協でも販売されます。1970年代には様々な企業が販売促進のためのグッズとしてロゴなどを印刷したものを使用するようになります。クラスTシャツの起源も詳しいことは分かっていませんが、1980年代には既に高校などで使われています。さらに1990年代を通して日本中の学校に広まり、文化祭などのイベントを盛り上げるためのグッズとして定着しました。